背景のアタリって何だ?(背景入門編)

 

 

背景のアタリ(チェック項目)

https://drive.google.com/open?id=107CGiFJTZtlk5-hOx57itshKJcg-s1iZ

 

基準線の取り方

https://drive.google.com/open?id=12DZpMuclG-pcpqtQl0AKdGIiPPg8k0-R

実在性推し用フリー写真

https://drive.google.com/open?id=1w_JJN8lgkLoS9JDi-Z6LIlSeCXLQkZ0k

 

 

背景のアタリって何だ?(背景入門編)

 

背景を描く際には「基準」を設ける事が重要!!

めっちゃ重要です

 

そしてそれはアタリの段階で意識して設定することで

視る能力や、画力につながっていきます

 

背景のアタリという発注書の項目

1・風景/背景

2・いつ・どこで・誰が・何を

3・演出

4・資料・素材集め

 

1・風景背景

実は背景と呼ばれているものには2種類ある

それがこの風景/背景です

このチェックポイントは今描こうとしているものが

風景なのか背景なのかを決める、あるいは見極めること

 

風景は「場所」がメインになっている「景色」

背景は「メイン」となるものを引き立てる「演出」

 

 

引き立たせるのが目的なのか、それ自体が目的なのか

ということ

この違いを知っているだけで、描く上での判断の精度が上がります

 

 

 

2・いつ・どこで・誰が、何を

 

特に説明するまでもありませんね

なるべくこれを具体的に決めておくと
後の資料探しが楽になります

この項目も4つの中からメインを決めます

イラストならこのイラストで
漫画ならそのコマの中で

「誰」を見せたいのなら「背景」

それ以外の

「いつ」「どこで」「何を」を見せたいなら「風景」

 

1の風景背景でどちらか決めたけど

2でこの部分がゴチャっとなったら

ここで一旦整理しましょう

風景であり背景でもある

という絵もあるでしょ?

と思うかもですが

ないです

必ずどちらがメインか決まっています

たとえば

いつ、夕暮れ

どこで 公園で

誰が AとBが

何を 向かい合っている

という感じの絵だったとして
見せたいのは「AとB」の場合

こういう絵(図)は風景ぐらい画面ひいていますが
見せたいのはこの真ん中のキャラなので

これは背景になります

なので、この絵では「誰」が背景に「埋まらない」ように気をつけます

背景はメインとなるものを「引き立てる演出」

 

 

3・演出

 

描こうとしているものが次の3つの中のどれか

 

説明

日常

臨場感

 

絵で見るのがわかりやすいと思います

さきほどの「AとBが向かい合っている。」で
A(あるいはB)視点でそこに演出を加えたい場合

説明の場合
場面全体やキャラの立ち位置
置かれている状況を客観的に見せるので

ロングカット

画面を人物の頭より高い位置から

あるいは俯瞰になるように

 

 

 

日常

 

何事もない普通の日常の様な状況や雰囲気、演出なら

立っている大人の人物の胸から腰辺りの高さに基準を置いて
安定感を出す。普段人が見慣れている光景になるように

 

 

 

臨場感

心情や威圧感など迫力、力強さなどを演出したい場合
基準を腰より下、あるいはアオリになるように

 

 

 

 

4・資料・素材集め

 

具体的にいつ、どこでが詳細に決まっていればいるほど

資料探しも具体的に出来るようになります

ここで手を抜かずにしっかりイメージに必要なものを揃えましょう

 

 

 

基準の設け方

よく使われている名前は「アイレベル」

 

パース・消失点と並ぶ初心者が名前を聞いただけで嫌気がさすアレです

 

しかしこの3つの中で、最も覚える重要性が高いものがこのアイレベルです

その為にかなり情報を絞って、限定的な使い方で

基準線をとらえる感覚を鍛えていきましょう

 

慣れて感覚でも理解すれば、パースも消失点も理解できます

動画内と同じく

・風景

・昼間
・部屋の中
・キャラが
・座っている

・日常

これで説明していきます

 

まずは何でも良いのでどこか好きな所に

キャラでも座っている椅子とかでも、何でも良いので

ザックリとこの辺にコレをって感じでアタリをとります

 

この時慣れてる人は問題ないのですが、慣れてない人は

壁とか立体物のこういう線からいれないように

 

 

後から入れる事になりますが、まずは基準を作る所をしっかりと

次にそのザックリアタリから

今回は日常なので

立っている大人の人物の胸から腰辺りの高さに基準を置いて

普段人が見慣れている光景になるようにします

今回はだいたい高さ的に120cmくらいにします

このアタリの120cmってどの辺になるのか決めて、点をつけます

 

この付けた点を、描こうとしている地面の向きと並行になるように線を伸ばしていきます

 

 

 

これ見た事ありますね、いわゆるこれがアイレベル。基準の線です

何の基準か?

それは今さっき点をとって決めましたよね

この絵の中の「高さの基準」です

 

視覚的に分かりやすくすると

この線は、立体で見るとこういう状態です。

 

 

この線が通っている所は、今決めた基準の位置から見て全部同じ高さです。

この基準を決めることで、物の大きさや距離感を取れるようになります

 

次にこの部屋の広さをザックリ決めてみましょう

ちなみに一般的な日本の家は天井までの高さが220~240cmほどです

適当にどこかに縦線を引いてみましょう

そうすると基準線と交差した部分が出来ました

 

今引いた縦線はこの部屋の天井から床まで線です

この交差している所、これがこの部屋の壁の床から120cmの高さの位置です

 

 

 

これを基準に見て、この部屋の壁の高さ自体はどのくらいあるでしょうか?

この線より下が120cm以下、

この線より上が120cm以上です

 

 

けっこう飛び抜けてちょうど壁の高さの真ん中くらいですね、

となるとざっくり単純計算で240cm

だいたい平均的な日本の家の天井までの高さです

 

ではこれでざっくり壁の一面を作ります

 

次に机や本棚とか置いてみます

ところで机の高さってどのくらいでしょうか?

120cmより高いか低いか

よっぽど変わった机でない限り

一般的な机の高さは70~72cm位です。

なので120cmより低いからこの線より下です。

 

 

次に本棚ですが

小さい本棚なら120cmよりも下ですが

今回は150cmくらいとして

30cm分上に出してあげましょう

 

 

ちなみにイスや本棚を奥に移動させたい時も

高さの基準は同じなので、ここからとっても

 

ここからとってもこの地点は120cm

 

なので同じ方法で、配置したい所の床から線を伸ばして

120cm以下か以上かで判断します

 

 

他にも窓だったりベッドだったり、ドアノブの位置~とか色々とありますが

それも全てこの設定した基準の高さよりも

高いか低いかで分類します

 

ちょうどの時はこの線の上です

 

 

ここから、パースだの消失点だの決めて進めていくんですが

 

アイレベルさえあってればなんとかなります

 

ここから1点透視なら、この基準線上に一箇所に集まってるように線を集めます

 

2点ならこの線上に右方向と左方向の線を、それぞれ同じ箇所に集まるように引きます

 

アイレベルさえあってれば

消失点的なものは、だいたいそのへんに集まってたらそれっぽく見えます

 

ざっくりからでいいので、この工程を覚えていきましょう

 

この高さを設定して描こうとしているものを

この辺かなと配置していると

 

 

案外自分は普段身の回りにあるものの「高さ」や「位置」に

意識をおいていないことに気がつくと思います

これを資料を見らずになんとなく描けるようになったり出来るようになるためには

視て・知識を認識する事です

身の回りのものや外にあるものを「高さ」を意識して「視て」みると

発見が生まれ、認識出来るものが増え、知識になり、自分の視る能力も上がり

それが画力へとつながっていきます

 

 

初心者にとって、背景が苦手な人にとって難問はどこが入口かわからない事だと思います

とにかく最初は基準線、高さの感覚、合わせ方

これを知識でも感覚でもなじませていけば、必ず上達します

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