在宅アシスタントさんへ効率良く指示を出すなら?/在宅アシスタントさん的に時給日給と出来高どっちが良いの?

 

今回は質問に対してのアンサー企画でございます

視聴数とかそういうの度外視

少しでもお役に立てればという企画です

 

1・効率のいいアシスタントへの指示の出し方

 

「効率が良い方法」というのは「作家側の労力を減らして、リテイク等を減らす指示の仕方」

ということで進めてまいります

 

作業指示はシーソーのようなものだと僕は思っておりまして

基本的に片方の労力を減らせば、もう片方の労力が増える。という感じです

ざっくり分けると4パターンあります

 

1・無指示で丸投げ

最も作家側に負担がかからない、作家にとっては最も効率のいいやり方
ただし、受け取る側のアシスタントに要望を汲み取る実力があって
作家側も信頼をおいている事が大前提

2・簡単にアタリだけいれておまかせ

アシスタント側に力量と信頼があれば可能です。
弊社ご利用の作家様方で一番多いのはこのパターンです

 

3・アタリとメインのコマの資料を添付して送る

中級者クラスのアシスタントに作業を投げる際はこちら、作家さん側の負担多め

 

4・全コマの下書き・資料・注釈等を書いて送る

作家さん側の負担特大

 

4は

何故こういうことになるのかというと

要因として考えられるのは

作家さん側が任せるアシスタントの能力を把握できていない

あるいは
任される側のアシスタントの能力不足かコミュニケーション不足

この2点だと思います

 

 

ではこれを解消するために何をするべきかというと

 

解決方法

1・再現性の高いマニュアルを作る

2・アシスタント側に任せる部分を増やす

3・最終的に丸投げで任せられるように、育成する

4・チーフアシスタントに一任する

この4つです。

解説する前に大前提として、

基本的に抑えておかなくてはいけない事があります

それは

自分のアシスタントさんの能力を把握していること

何が出来て、何が出来ないのか

どこまで出来て、どこから出来ないのか

この指示の仕方だとどんな物が出来てくるのか

などを把握している事が効率化の第一歩になります

これをある程度知っていないと

出来ない技術を期待して、時間ばかりかかってお互いストレスが溜まる

という状態になりかねません。

 

ではこれを順に説明していきますと

 

1・再現性の高いマニュアルを作る

これは早い話が、背景周りの作業をテンプレート・素材化して
誰がやっても同じものを作り上げられるようにする

という事です

具体的には3Dデータの使用、その後リタッチする際に使うツールの指定とパターンの入れ方についてのマニュアルの制作

加工変形用の素材の統一

指示を記号化して共通言語化する


などです

背景が入ってさえいればいい位の認識の場合はこちらがおすすめです

利点としては、人を選ばないでいい、ある程度の技量さえあれば誰でも出来るというところです

GANMOなどで募集される際に、このマニュアルをサンプルに置いて

このマニュアル通りにサンプルを作って送ってください、

~時間以上かかった場合は何故それだけかかったのかという理由も一緒にお願いします

等々書いておけば、選考がスムーズになります

 

 

 

 

2・アシスタント側に任せる部分を増やす

これが「今」の段階の作家さんサイドの負担を減らす方法かと思います

資料集め・ラフ・諸々の事をお任せしてしまうという事ですね

これは言い換えれば
「自分の理想を完璧に再現してもらうことをゴールにする」

ではなくて

「部下の出来る力量の範囲をゴールにする」という事です

かなり擁しているアシさんの腕に左右されますが、ある程度妥協出来るなら
これが現実的な方法です

もちろんいきなりの丸投げは相手との信頼関係や実力によりますので

最低限の何をやってほしいのかを伝える必要はあります

オススメは「ネーム」を渡して、書いて欲しい箇所に丸をつけるなどですね

で、そこにどんな場所で、どういうイメージかをざっくり書いて

資料集めてラフ書いたらチェックさせてね

という感じです

 

精度を上げたい場合は確認の段階を増やすことです

 

このパターンで仕事をやって貰う場合は、基本は時間給・日給の方が良いかと思います

出来高でラフ確認は、料金次第ではそのラフ確認にお金が発生してしまう事がありますので

当たり前ですが、ウデのあるアシスタントさんに任せられれば

その分この工程はグっと楽ができます。

プロアシスタントに依頼する場合はこちらに限ると思います

 

3・最終的に丸投げで任せられるように、育成する

そしてこれが長い目で見れば最も効率のいいやり方です

ただ、その人が自分のところのアシスタントをずっと続けてくれるかどうかは分かりませんし

自分の仕事がいつまであるか分からない

等の不確定要素が多いので、踏み切るのは難しいですが

育てば安心して丸投げすることができます

要お互いの人柄の相性。ですね

 

 

4・チーフアシスタントに一任する

これは2の発展型ではありますが

要は作家さんのチェックや指示の手間をカットできれば良いのですから

丸投げしてもOKなレベルの人にチーフで入ってもらって

基本は全部この人に聞いて

という方法です。

メリットも多いですが、デメリットとしては当然人件費がその分かかります

しかし2人以上の作業場でしたら、チーフを立てておく方が基本は効率が良いです

僕自身チーフも経験しておりますが、立場が人を作るというのは間違いなくありますので

 

 

結局の所職場にとって最も効率が良い事というのは

「自分の好みの画面を作る再現性が高く安定している事」

だと思います

そのためには

・人の入れ替わりが激しくても、再現性のある安定したマニュアルを作る

もしくは

・同じメンバーを維持する事

全員が無理なら

・核となるメンバーの流出を防ぐこと

が肝要であると思います

 

 

「アシスタント的に時間給と出来高、どっちがいいの?」

 

作家さんの作業の進行方法と画面へのこだわりによって
どちらにするかを決める。という方法

具体的にはこの様なグラフで判断できると思います

 

この2軸に当てはめた際に、自分がどの範囲に入るかで

時給か出来高かを判断されると良いと思います

青色が出来高制がオススメ、赤が日給・時給がオススメです

たとえば1の場合なら、出来高の方がよいです

理由はこれが最もアシスタント代を節約できます

納期をゆるく出きる分、お金はちょっと抑えめ

15コマほどを30000で納期は1週間後

とかですね

ちなみにこの順番は4に近づくほどかかる予算が増えます

 

 

 

出来高でのコマ単位の計算

これも入れて欲しいクオリティや密度にもよりますが

基本は1コマにかかる時間の見積もり×1000~1500

で換算OKです(簡単な絵でいいならもっと単価を下げられると思います

コマの大きさによっては3段なら+500~1000

1ページまるまるなら+2500~3000

見開きなら+3500~

という感じで

あくまで目安ですが、やはりコマの大きさによっては書き込み量が上がりますので

大きさによって+いくらかを足されると良いです

それでもうまく値段設定がいかなという場合は

 

原稿料÷該当するコマのページに対しての面積

 

でも良いかと思います

1ページまるごとの背景頼んだら原稿料より高くなったとか笑えないですからね

背景がとりあえず入ってくれてれば良い、という場合はコマ単価ではなく

おいくら万円でこれだけお願いします。または出きる分までお願いします

という感じがオススメです

そこから納期が1週間後とかだから-3000円~とかで計算してみるのも良いと思います

出来高はあまり低すぎる金額だと、「それはいくらなんでも」ですが

基本単価が1000円以上なら

安くなるか高くなるかはアシスタント側の問題ですので

個人的には腕があるアシさんは時給よりも出来高仕事のほうが稼げると思いますし

作家さん的にも技術力のある人にやってもらいやすくなります

時給日給はその時間という枠の取り合いなので

 

腕がある人の枠の取り合いに勝つには

 

定期的に確定の曜日や日にちに依頼出来るか

他の人よりも高い金額をつけるかしない限り

そのアシさんがヒマでもない限りは、まぁ確保できません

 

 

併用するパターン

 

予算に限りがある、でも背景から仕上げまで

できるだけやってもらいたい

という場合は

ネームが通って背景が進められる状況になったら

先んじて背景部分を出来高でやってもらいます

そして細かい調整や枚数が必要な仕上げの作業時に

日給・時給にして仕上げてもらう

という形です

時給作業のメリットは細かい直しや作業をいくら行っても

お値段据え置きという事です

逆にデメリットは手が遅い人に背景を任せると小さい1コマに何時間もかかっちゃう事がある

なので、確定のちょっとした作業をや、ニュアンスの調整などは時間給で作業という

使い分けをすることで

より作業にかかるコストを抑えることが出来ると思います

さて今回はガッツリアシスタント周りの話でしたが

アシスタント周りでお困りの場合、弊社HPよりご連絡頂けましたら

ご相談承りますのでお気軽にご連絡ください

 

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